アトリエベッラルーナの日記

慶応をやめてイギリスへ〜絵画造形の会社を立ち上げるまで〜

オンライン展覧会

早いものでもう3月末。

年度末ですね。

 

今年はちょっと新しい試みとして、3月に子供たちが自由製作した作品をオンラインで解説付きで展示しました。コロナなのでグループワークなどができず残念ですが・・・・そのままインスタグラムに載せている通年の子供たちが製作した作品も同サイトで見られます。

皆さんぜひ下記リンクをクリックしてご覧ください!

https://atelierbellaluna.wixsite.com/onlineexhib

 

ちょっと離れて

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久しぶりのアクセスになってしまいましたが、、、今日は留学生活から離れて。

 

弊社はSTEAM教育を推奨してプログラム作りをしていますが世の中のSTEAM教室は結構プログラミングに力を入れているところが多いなぁという感想です。。。

 

これがいいのか悪いのか、自分の教室がやっていることは正しいのか?

個人で教室をやっていると日々いろいろな考えが湧いてきいます。特にコロナ禍の今、考える時間も多いですし、イノベーションが求められつつあります。

 

そんな時、他の教室の先生や教育者の方とのコミュニティがあればいいのに!と思います。

学会に入っているわけでもないので同じ業界であっても交わりがなかなかありません。

 

と言うことで、教育者の方々が意見交換できるようなウェブサイトの立ち上げを弊社で行うことにしました。

実践できるカリキュラムやディスカッション、専門家の記事、お役立ちリンクなどを取り上げて5月頃にはお披露目できればと思います!

 

対面よりオンラインの機会が増えている中、新しい交わり方でさらなるアイディアを!!!

 

 

 

テロに遭ったロンドンで

バーミンガム大学の卒業式を7月に控え私は日本に帰らずにこれから行く、ロンドン大学の寮で夏を過ごしていました。

大学院に行く前にも読まなくてはいけない文献があったり、ロンドンなら大体主要な美術館にもアクセスできるのでそうしました。

 

ロンドン大学の寮は、今はわかりませんが、夏休み期間中、大学生以外も宿泊できて、シングルルームや2ベッドルームなど選べます。しかもサウスケンジントンなどとっても高級なエリアにあったりするので選び方によっては若い方にはおすすめ。その代わりシャワーとかトイレとか共用だったりしますけど。。。

 

私は2005年7月10日頃が卒業式だったと思います。なので7月7日に母親と叔母がロンドンに来て一緒に卒業式に出る予定でした。

全日空のロンドン便の到着は午後3時頃。

私が宿泊していた大学の寮はユーストンスクエアで、母親が来るのでこの日の朝に寮を出て一緒に泊まるホテルにトランクを持ってタクシーで移動しようとしていました。

黒いロンドンタクシーは大体どこでもつかまりますが、この日に限って1台もつかまらず、「おかしいなぁ・・・・」とは思っていたのですが、あの当時スマホでもなくガラケーであまり情報もなくひたすら同じ場所でタクシーを待っていいました。

 

すると、黒いタクシーが私の前を通り過ぎ、運転手さんと目があったのですが、通りすぎて行ってしまいました。あ、後部座席に人が乗ってる。

待って待って待っていると、その運転手さんが戻ってきてくれました。

「今日は朝から忙しいんだ。大変なんだよ。地下鉄で爆発があって。。。」と言われて

「OH MY GOD」 ガス管の爆発なのかよくわからないけどそんな状況でみんなタクシー移動なわけね。と思う程度。

ホテルにチェックインして昼食を取りにカフェに向かうと至る所に人・人・人。

カフェの中ではBBCの放送が流れていて、そこで初めて

 

ロンドンが同時爆破テロに遭った

 

ことを知りました。

しかもさっきまでいた寮の一番近い駅で爆発。

そしてロンドン大学UCLがあるユーストンの真裏でバスが爆発。

自分がニアミスだったことに寒気を感じました。

 

母親たちは飛行機の中。

とりあえず、日本にいる父へ電話して自分の無事を伝え、「とにかく必要以上に銀行からお金を下ろしておけ」というアドバイスでお金をおろし、いつもなら安い電車でヒースロー空港まで迎えに行くところを、目の前で人が降りて空になったタクシーをつかまえ、空港へ。

こういう時は即時判断が大事と改めて思いました。

 

どこへ行ってもテロのニュースは流れていて、詳細な情報が徐々にわかっていきました。

私がイギリスに留学をした年、2001年9月11日はNYがテロに遭い、今度はロンドン。

とりあえず、母親たちは着陸した瞬間私に電話をしてきて、無事なのか、空港まで来れたのかを確認。

 

どうやらパイロットも事情は分かっていたでしょうが、着陸まで何も情報を与えなかったようです。納得。

 

無事に母親と叔母と空港で合流し、この日はロンドン市内すべての電車が止まっていたのでタクシーで再びロンドンのホテルへ。

 

まさかこんな経験をするとは思ってもみなかったですが、無事に卒業式を迎えられ、友人たちにも無事に会えたことが本当に嬉しかった。

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バーミンガム大学卒業式

 

卒業パーティー

よくアメリカのドラマである高校生のプロム。一大イベントですよね。

 

イギリスの大学の卒業パーティーも同じ感じです。

 

チケットを購入するのですが一応会場の都合で枚数が限られているため販売日には列をなしてゲットしようとする学生たち。もちろん私もフラットメイトやコースメイトと一緒に並んで買いました。

 

プロムだとデートと一緒に行くわけですが、当日は大学からバスが出て会場へ。

 

それより何より女の子にとって大切なのはドレス選び。友達のドレスの色や形を聞いて被らないように必死です。

 

日本にはなかなかお手頃な価格のドレス屋はありませんが、イギリスはクリスマスパーティーやアニュアルパーティーなどドレスを着ることが多いので10000円くらいでも可愛いのは見つかります。

ちなみに英語ではBall Gownというのが床までの長さのドレスです。

 

Monsoonがお手頃価格で種類も多いブランドです。

でも私は日本で買ってわざわざイギリスに持って帰りました。

 

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卒業パーティー

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1年生初めてのボールで着たガウン

 

とりあえず大学生活を締め括るパーティーは庭園にマーキーがありそこに円卓がずらっと並び、食事をしてバンド演奏があって、酔っ払って、踊ってるみたいな感じです。

誰と写真撮るかなどなどドキドキモーメントもたくさん。

 

ここからみんな違う人生を歩むわけで、日本と違って大都市集中ではないので、以外に住むところもバラバラに散って行ったりで少し寂しいです。

 

私はバーミンガムからロンドンへ…

学位の結果・・・

卒論の内容を詳細に語り出すと多分つまらないので、結果報告だけ。

イギリスでは卒論に関して自分の大学の先生の採点プラス、他大学も採点します。

これは公平性を保つためでしょうね。

バーミンガム大学の先生と隣の都市にあるノッティンガム大学の先生によって私の卒論も読まれました。バーミンガムの先生にはファーストクラス(1番上)がもらえらものの、ノッティンガムの先生にはセカンドクラス・ファーストディビジョン(上から2番目)を食らいました。

 

まぁ、私としては満足でしたね!音楽の作曲も、美術史のテストも合わせて総合学位のクラスは上から2番目。

大学院はUCLから条件付き合格をもらっていて、その条件も上から2番目のII i(これでセカンドクラスファーストディビジョンと読みます)だったので、はいUCLにも行ける!!

万々歳でありました。

 

成績発表の日、何したか思い出せません・・・きっと構内のパブに行ったか、バルチを食べに行ったか・・・それくらいしかやることありませんからね。

最終学年の最後のテストが終わった日はクラスメイトとYo Sushi!(イギリスの回転寿司)を食べに行きました。

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Yo Sushi

 

そして最後に残った最大イベントは卒業パーティー

またまた続きはまた今度 :)

ジャクソン・ポロックとジョン・ケージ

卒論のテーマは

ジャクソン・ポロックの「Summertime:9A」とジョン・ケージ(作曲家)の「The Seasons」を比べて2人の無意識とアートの関係

 

私はHistory of Art with Musicという学位のため2つのジャンルを融合させました。

は??って感じですけど、ジョン・ケージは禅に影響を受け、ポロックユングの無意識に影響を受けています。無意識の状態で芸術を創造するということ・・・について書いたわけです。

これが意外にも先生たちも楽しんでくれるテーマでした。

 

何度も何度もバーミンガムからロンドンのテートモダンに足を運び、1時間くらい絵の前にあるベンチに座って考えをノートに書き込み、日帰りでまたバーミンガムに戻るということをしました。大英図書館、コートルドルインスティトュートの図書館、ビクトリア&アルバート博物館の図書館など、イギリスの大学生なら登録して利用できるので文献にも困らず、ロンドンでの調べ物をたくさんした最終学年。

 

同時に先生に推薦状も書いてもらい、美術史で有名なUniversity College London(ロンドン大学の1カレッジでガンジーとかグラハム・ベルの卒業したカレッジ笑)への受験を決めアプリケーションを提出。

 

やることモリモリの3年生。

スケジューリングが命の3年生。

遊びもしたいしうまく勉強とのバランスを保つ3年生。

 

音楽の方はデジタル作曲を専攻していたため、スタジオに籠もって音源の録音、そして加工、作曲など、、、、もう一度3年生をやれと言われてももう無理でしょう。

バーミンガム大学は音楽でも有名なため個人で使えるスタジオがいくつかあって予約制で自由にいつでも使えました。イメージはこんな感じ。

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スタジオイメージ風景

 

この1年を乗り越えた末に待っているものは成績発表、卒業パーティー(The Ball)そして学位授与式。

この卒業パーティーがすごいんです!!

イギリスの今

イギリス型変異種

という言葉に異常に敏感になってしまう今日この頃ですがイギリスの感染者数、死者数どれを見ても本当に人ごととは思えず、いつになったらあの素晴らしい伝統と格式ある威厳を持ったイギリスに再び戻るのだろうか・・・と思ってしまいます。

 

早く元に戻って行きたい。ひとまずイギリスの友人たちは元気そうにしているのでちょっと安心です。

 

私がバーミンガムHistory of Art with Musicに専攻を変え、ある程度プレゼン力持つきそれなりの成績を取っていたので、大学院進学を考え始めたのが大学2年生の夏頃(イギリスの大学は3年制)。大学院に行くのは卒論と面接と大学卒業時の学位のクラシフィケーション1科目3時間のテストをお読みください)が大切。

3年生になったときに自分の専門と論文のテーマの方向性を考え始めました。

 

2年生の時は18世期フランス絵画を専攻し、クラスメイトと先生とドイツ鑑賞旅行も授業に一貫として行きました。

この経験は本当にイギリスに留学して良かったと思えたこと。

美術館にみんなに何時間も缶詰になり、1つの絵の前に座ってひたすら議論。

絵の前に座って授業してても何も言わない美術館のスタッフ、その環境作りを率先して作ってくれる美術館に本当に感謝。

日本でこれできますか!?

「線の上を踏まないでくださーい」「立ち止まらないでくださーい」

借りてきている絵を前にしたらそうなるのも当然でしょう。

 

とにかく本物の大きな絵を目の前にしたら時間なんていくらあっても足りない。

この経験を踏まえて、3年生になったときに卒論のテーマで絵画を1点選ぶ場合

「自分が頻繁にアクセスできる絵画を選ぶこと」が条件でした。

本当に当たり前の話だなと思います。

 

色々考えた結果、3年生の必修科目「ミケランジェロシスティーナ礼拝堂

に対して私が卒論で選んだ絵画はテートモダンにあるジャクソン・ポロック

「Summertime:Number9A」でした。

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Jackson Pollock "Summertime:9A"

 

その理由は・・・