アトリエベッラルーナの日記

慶応をやめてイギリスへ〜絵画造形の会社を立ち上げるまで〜

ブロンドガールが我が家へ

結局イギリス僻地のプリマスへは高校時代毎年行って、同じ友達にもコンタクトとりながらそこで合流していました。

 

高校3年ではイギリスからそのままシエナという美しいイタリアの都市にある友人宅に泊まらせてもらい、観光したりイタリア語漬けでイタリア料理をたらふく食べていました。

 

こういう経験を1人で、今と違って携帯もない中させてくれた両親には本当に感謝です。一人っ子の早生まれというハンデがあると思われていた私の人生、いつのまにか冒険ができる強い女子になっていました。これもおそらく、慶應中等部、女子校、海外留学があったからだと思います。

「かわいい子には旅をさせろ」

まさにこれが我が家の教育でありがたかったです。

とはいうものの、自分がやりたりことは自分でリサーチし、全て1人で準備をすること。

経済的援助だけはします。というのが親の姿勢。確かに両親は留学経験がないのでなにをどうしていいかわからないというのもありましたが。

 

 

結局、環境が子供を育てるのかなと実感しています。

 

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イタリア・シエナ

高校時代に短期留学して出会ったイタリア人の女の子は私の家に2週間ホームステイもしました。

今や幼少期から英語を習わせるのは当たり前のようになっています。

たしかに英語はコミュニケーションツールとしての手段として大事です。

ただ、その手段を利用して

どう幅を広げるか?

何を吸収するのか?

は子供はもちろん家族の環境作りでしょうか。

 

本当にコロナのせいで今年の夏、人生の大事なステージでサマースクールなどに行けなかった中高生はかわいそう・・・

プリマスという僻地に飛ぶ

高校バトン部の話から一気にゴルフ業界の話に飛んでしまいました・・

 

慶応女子校を無事に(?)卒業しそのままの流れで慶応大学に進学し、文学部1年のときにはひととりの一般教養を受講しました。

なんだかそんなに勉強したわけでもないのですが、テストの成績ほぼ全てA。

あれ?大学って意外に簡単?とか思ってしまいました。

 

同時に海外への憧れも強く、なぜかというと高校1年から3年のときには毎年夏にイギリスのサマースクールに行かせてもらっていたからです。

 

高校1年との時に選んだ場所はイギリスのプリマス

どこそれ? と思われるでしょうが、ロンドンからバスで南西に4時間。

かたことかたこと揺られて海の見えるプリマスへ。

なぜここかというと、

日本人がいなさそうだから。

ちなみにエージェントを通さずブリティッシュカウンシルという英国留学センターで学校を調べて自分で申し込みました。そのほうが日本人団体に出会いません。空港からのバスのチケットも予約して現地で受け取る。留学するならそれくらい自分でやってもいいかもしれませんね。

 

バトン部で「自分に厳しく」がモットーになったのか、ロンドン、オックスフォード、ケンブリッジは日本人で溢れかえって日本語話しちゃうかも。

そんなの意味ないと16歳にして思っていたようです。

 

というわけで、プリマスに着くと、想定内。

サマースクールには日本人ゼロ、というかアジア人ゼロ。

 

ホームステイしながら学校に行き、学校に行けば衝撃的な出来事だらけ。

イタリア人、ドイツ人、フランス人の同年代の英語力はんぱない。

自分もそこそこやってきたけれど到底追いつけないというか、文法英語と会話英語はなんか違うと思いました。

 

What are you going to do? が習った英語、でもみんなは

What are you up to?

「何するの?」

知らなかったショック。

 

プラス、イギリス人は倹約家とは聞いていたけれど、ホームステイ先で夜は音をたてるとうるさいのか、水がもったいないのかトイレは流さない・・・って言われてショック。

 

お弁当はライ麦パンにチーズだけ挟んで、りんごとポテトチップでショック。

 

学校が始まって3日で日本に電話したのを記憶しています。

もう2度と来るか!とはなぜか思わなかったのも、ホームステイ先の家族の子供たち(ほぼ同年代の女の子2人)がスケートに連れて行ってくれたり、海に連れて行ってくれたりとにかくたくさんお世話してくれて、きれいな南部のわかりやすい英語で話してくれたからです。

そしてイタリア人とものすごく仲良くなりあれから数十年たちますが未だに交流もあります。

 

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プリマス

 

 

絵画コレクターはどんな人?

ゴルフの仕事をしていると選手のスポンサーさん、ゴルフトーナメントを見に海外まで行かれる方は社会的地位の高い方ばかりで恐縮してしまいます。

 

そんな方たちの中でも美術コレクター、オペラ鑑賞が趣味など芸術に造詣の深い方が多い印象です。

 

私のイギリスの大学での学位は美術史と音楽ということで一応大雑把に音楽の歴史、パフォーマンスもやっていたのが救いとなりました。

 

海外ではよく、ゲティ一族、ロックフェラー一族の美術館への寄贈が有名で、大人の事情で芸術作品を収集したかもしれませんが、お金持ち=芸術支援・財団といった印象です。

こちらロサンゼルスにある広大なゲティ美術館

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今は行けませんが、1日過ごせる美術館なのでオススメです。

ここから離れたところにもう一つゲティ美術館がありそこは子供向けのプログラムが充実しています。

 

日本では、ここ最近ではZOZOの前澤さんのバスキア作品が話題になりましたが、

 

私もゴルフでお知り合いになった会社の社長様に会社で買ったルノアールの作品などを見せてもらったり、その方のお仕事でのつながりでとある銀行の美術館のキュレーターさんをご紹介していただいたり、ゴルフだけでは、アートだけでは知り得なかった出会いに感謝です✨

 

ということで、

社会に出ていく上で自分の専門分野だけでいいのか??

 

話題は常に豊富に持っておく必要があるのでは?と大人になって思います。

 

あとワイン🍷とかも詳しければもっと良かったのにと思います。

体育会は続く

アート教育のほかにゴルフ関係の仕事もしているとこないだ書きました。

 

選手のマネージャー業

大会運営のとりもち

海外選手の通訳

 

ゴルファーは特に個性もそれぞれ、人生それぞれ、通訳の仕方もそれぞれ

 

マネージャー業は常にプランAからCまで考えて対応し、選手の先を読む仕事

 

通訳はただ英語話しておけばいいのではなく、それぞれの個性に合わせた言い回し、スポンサーをケアするコメントなどなど日々勉強と頭痛…

 

でも世界的に有名な方につかせてもらってほんと感謝です!

例えば、

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あと、若手ゴルファーを見ていて思っていたのですが文武両道って大事なのでは?

運動をすることで脳が刺激され運動神経の発達を促し、芸術はドーパミンを急増させストレスを軽減させる。

 

なんだか繋がりが見えてきませんか?

このお話はまたしますね。

体育会と言えども

慶応女子校バトン部。たしかに花形。

 

慶応の男子校野球部の応援や、大学の野球部の慶早戦(慶応体育会は必ず慶応を先に言うこだわり)での応援。

 

可愛いチアのウェアに赤白ポンポン、コンバースシューズ、お値段もそれなりなだけに見栄えも可愛いです💕

 

ただこの華やかな世界の裏には厳しいを超えた体育会の決まりと練習が。。。

 

●先輩が気付くまで大声で挨拶。

●先輩の前で話す時は手を後ろに組む。

●何かあれば先輩たちから放課後呼び出されたみんなで立ってミーティング。

●校外の練習に行く時は自分の荷物に加えて先輩の荷物を持って、先輩たちより先を走る。

●暑中見舞い、年賀状は葉書が字で見えなくなるほど何か書く。

 

えーーー🤨

と思いました💦

 

でも

 

3年生は神様

2年生は人間

 

そして

 

1年生は奴隷

 

って部活に入ってすぐに言われて衝撃もの。

 

それもこれも乗り越えられたのは13人の同学年チームがいたから。

 

女の世界を垣間見て、だいぶ鍛えられたような…

 

社会にでてからも体育会根性抜けず意外に助かってます。

 

なんせ私は子供のアート教育をやりながらゴルファーの通訳、ゴルフトーナメントの運営もしているからです。つい最近まではゴルファーのマネージャーもしていました。

 

なぜ、アートとゴルフ?

 

とよく聞かれるので無理くり「イギリスにいたからです」と関連付けてます…

 

ゴルフ業界はメンズばっかり、そんな中で体育会で培われた先輩への気遣い、先を読む行動などでなんとかやってます!

(Instagram)

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(オフィシャルサイト) http://www.atelierbellaluna.com

(Youtubeチャンネル) https://www.youtube.com/channel/UCLrdC-hhHOWxkGhqMK5wwbw/

(動画コンテンツ)
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女子校という名の養豚場?

中等部は平和な男女共学中学校でしたが、
慶応女子校は

なんとまぁ

という衝撃がたくさんありました。

女子校という花園かと思いきや、
茶髪、ピアス、ビトンのバッグの先輩たちを目の当たりにして目を白黒
(多分いまはもっと落ち着いた感じです。私の世代はギャル世代ルーズソックス世代なので)
基本的に校則がなく、生徒の自主性を大事にするという校風なので何をしても先生から何か言われることはほとんどありません。

そこで私が入った部活はバトン部でした。

バトン部は部活のかなでもかなりの体育会きつい部活で有名だったので覚悟はそれなりにできていました。

昼休みに筋トレやランニングがあるので、2時間目が終わって20分休みがお弁当タイム

母親もまさか作って3時間後くらいにお弁当を食べているなんて驚いていましたが。

そこから筋トレやって部活が始まる前にお腹がすくにきまってます。

部活が始まる前に食堂でコロッケ食べたり、

部活が終われば買い食いしたり(ほんとに女子校とは思えないほどマナーがなっていませんね〜)

家に帰れば夕飯を食べ、

結局1日何食食べているんだ!??

そんなわけでほかの慶応の学校からは
養豚場
と言われているっていう噂がありました。

でも若者はものすごく動いているのであまり太らない謎。。。

文化祭じゃなく展覧会

なぜか慶応中等部は文化祭とは言わず、展覧会

この展覧会で私も「この学校に行きたい!」と言ったわけですが・・・

お祭り気分というよりは発表会。
小学生からしてみればお姉さんお兄さんがキラキラして見える場所でした。

私はオーケストラ部に入っていたのでもちろんこの日のために
白鳥の湖 やら
ラデッキー行進曲 やら

(あとは思い出せないです)
を練習し、夏休みの合宿に行き、発表しました。
コーチは卒業生。
とにかく部活の良いところは

仲間

部活にかかわらず慶応は大学まで一緒にいるので今でも仲良しで家族みたいな感じでいられるのが不思議ですが、とても幸せです。何かあれば社会人になっても助け合い、一緒に仕事する機会を作ったり、私は慶応大学を出ていないので「三田会」のメンバーではありませんがみんな慶応扱いしてくれるありがたさ。
はたからみたら「暑苦しい仲間」感がでているかもしれませんが・・・