アトリエベッラルーナの日記

慶応をやめてイギリスへ〜絵画造形の会社を立ち上げるまで〜

プリマスという僻地に飛ぶ

高校バトン部の話から一気にゴルフ業界の話に飛んでしまいました・・

 

慶応女子校を無事に(?)卒業しそのままの流れで慶応大学に進学し、文学部1年のときにはひととりの一般教養を受講しました。

なんだかそんなに勉強したわけでもないのですが、テストの成績ほぼ全てA。

あれ?大学って意外に簡単?とか思ってしまいました。

 

同時に海外への憧れも強く、なぜかというと高校1年から3年のときには毎年夏にイギリスのサマースクールに行かせてもらっていたからです。

 

高校1年との時に選んだ場所はイギリスのプリマス

どこそれ? と思われるでしょうが、ロンドンからバスで南西に4時間。

かたことかたこと揺られて海の見えるプリマスへ。

なぜここかというと、

日本人がいなさそうだから。

ちなみにエージェントを通さずブリティッシュカウンシルという英国留学センターで学校を調べて自分で申し込みました。そのほうが日本人団体に出会いません。空港からのバスのチケットも予約して現地で受け取る。留学するならそれくらい自分でやってもいいかもしれませんね。

 

バトン部で「自分に厳しく」がモットーになったのか、ロンドン、オックスフォード、ケンブリッジは日本人で溢れかえって日本語話しちゃうかも。

そんなの意味ないと16歳にして思っていたようです。

 

というわけで、プリマスに着くと、想定内。

サマースクールには日本人ゼロ、というかアジア人ゼロ。

 

ホームステイしながら学校に行き、学校に行けば衝撃的な出来事だらけ。

イタリア人、ドイツ人、フランス人の同年代の英語力はんぱない。

自分もそこそこやってきたけれど到底追いつけないというか、文法英語と会話英語はなんか違うと思いました。

 

What are you going to do? が習った英語、でもみんなは

What are you up to?

「何するの?」

知らなかったショック。

 

プラス、イギリス人は倹約家とは聞いていたけれど、ホームステイ先で夜は音をたてるとうるさいのか、水がもったいないのかトイレは流さない・・・って言われてショック。

 

お弁当はライ麦パンにチーズだけ挟んで、りんごとポテトチップでショック。

 

学校が始まって3日で日本に電話したのを記憶しています。

もう2度と来るか!とはなぜか思わなかったのも、ホームステイ先の家族の子供たち(ほぼ同年代の女の子2人)がスケートに連れて行ってくれたり、海に連れて行ってくれたりとにかくたくさんお世話してくれて、きれいな南部のわかりやすい英語で話してくれたからです。

そしてイタリア人とものすごく仲良くなりあれから数十年たちますが未だに交流もあります。

 

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プリマス