アトリエベッラルーナの日記

慶応をやめてイギリスへ〜絵画造形の会社を立ち上げるまで〜

専門分野を決めるイギリスの高校生

ロンドン大学ロイヤルホロウェイのお城のような寮の2人部屋に1人で生活し、若干不気味な雰囲気も漂う中ファンデーションコースが始まりました。

 

イギリスの大学受験は全国統一テストで3〜5科目(学部による)を受験してその成績によって合否が決まります。

実際、全国統一テストよりも前にUCASという機関をを通してどこの大学を受験したいか申請します。

エッセーや推薦状それまでの成績を考慮して希望した大学がその生徒と面接をします。面接のお知らせがこない場合は不合格だったり・・・

そして面接をした後、「では統一テストで3教科受験の場合Aを2つB1つとったら合格させてあげますよ」という条件付き合格がもらえます。

 

逆に、その成績をとらなくちゃいけないということでプレッシャーに感じるかも。

1発勝負だし。

 

私は美術史と音楽のジョイントディグリーがとりたかったので

音楽

心理学

イギリス文化

の3教科を選択しました。

 

音楽は実技もありしかもニッチな科目で不人気。そのため私が行った年は音楽を受講したのは私とインドネシア人の女の子のみ。

 

だいたいの留学生は経済学部、マーケティング学部などを狙うため

数学のクラス、経済のクラスに集中。

 

ここでお気付きの方、まだ高校3年生なのに3〜5教科しかやらないの?

日本では理数系は選択制ですが、日本史、世界史、保健体育、英語、第2外国語(慶應の場合)、国語、漢文、古文など科目が多すぎてテスト前に死にそうになってました。

どっちがいいのでしょう?

 

どうせ忘れちゃうなら教科しぼってもいいのか?

やることに意味があり、覚えることに意味があるのか?

 

ちなみにイギリスは大学に入っても日本のように一般教養的な授業選択はないので1年生からどっぶり専門につかれます。

 

※イギリスの大学は3年制というのが大きな違いでしょう

修士号をとるのも1年(ちゃんとやれば)

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UCAS