アトリエベッラルーナの日記

慶応をやめてイギリスへ〜絵画造形の会社を立ち上げるまで〜

1科目3時間のテスト

大学1年目を終えるためにはテスト期間を克服しなくてはなりません。

 

授業によってはテストなしでエッセーだけで成績がつくものもありますが、1年生はテストがほとんど。

私の場合音楽の学科で実技以外、5つくらい授業をとっていてそのうち2つがテストだったかな?

美術史の方も同じくらい・・・ちょっと記憶があいまいですが。

 

とにかくテストは1教科3時間。3時間かけて記述形式でひたすら問題に答えるもの。

問題は1教科3問くらいだったので慰問あたり1時間かけて答えをひたすらペン(鉛筆禁止)で書き続けるものでした。

持ち込みもちろん不可だったのですべての固有名詞など頭に叩き込んでの挑戦。

それはそれはテスト前にひたすら勉強するのはご想像の通りです。

 

しかもカンニングなど一切できないように、大部屋には経済学部や全く関係ない学部の生徒がごちゃまぜでテストを受けるので、隣の席は知らない人。

 

ものすごく徹底していると思います。

 

イギリスの大学の成績の付け方

FIrst Class

Second Class First Division

Second Class Seocnd Division

Third Class

Fail (落第)

と階級社会のように分類されます。

First ClassはAに該当するのですがこれをとれれば一目置かれるくらいの成績。

みんなが目指すのはSecond Classです。大学院に行くにはSecond Class FIrst Divisionは必須です。

 

テスト前には図書館が24時間オープンし、席がなくなるので早朝にみんな図書館に行き1日中そこで勉強している人ばかりでした。

美術史・音楽は幸いにも生徒が少ない上に単独の図書館があったのでそこまで席をかけた競争は激しくありませんでしたが、朝から晩まで住み込みで勉強して無事にテストはオールクリア!!

 

一方、テストも大事ですが、2年生になると寮を出ていかなくてはいけないので、友達と家探しもしなくてはいけません。

3〜5名でグループを見つけて、学校の近く(徒歩5〜15分)にずら〜と並ぶ家の看板に記された不動産屋に電話して家賃・光熱費など自分たちにあったものを探して契約します。

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キャンパスのクロックタワーが見える近隣の賃貸住宅

この長屋みたいなのにはほとんどバーミンガム大学の生徒が住んでいます。車も路駐。

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不動産屋の看板

To let と書いてある不動産に電話して見学→気に入れば契約

こうしたことも小さなことですが、いろいろと学びます。

家のシャワーが出なくなった時、家賃滞納した時、などなど

日々社会勉強です。

 

車がない上に、親が車で引越しを助けてくれるわけでもない留学生は優しいイギリス人の友達か車も持っている留学生に手伝ってもらうか、引越し業者に頼むか、そこも交渉事。